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東野圭吾「レイクサイド」 [読書]

前回読んだ東野圭吾モノ「11文字の殺人」より9ヶ月ですが、その間も10冊程読んでいましたが、
手応えある作品に出会えるには、「レイクサイド」まで必要だったかな。

主人公が下した結末に自分だったら賛同できるかの問いには難しい問題であるが、
この主人公・並木俊介は相当な覚悟で決断しました。
「相当な覚悟がいる。死体が湖の底から完全に消え去るには何年も、いや何十年もかかるだろう。その間、俺たちはずっとびくびくしていなければならない。たとえ死体がなくなったとしても、俺たちの魂はこの湖畔から離れられないんだ


「レイクサイド」に関しては、伏線は凄い分かりやすいものにしてくれた。今までには無いくらい。
面白い描写として、登場人物の心の描写が無い作りだった。
お陰で主人公がどの場面で真相を掴んだなど最後まで読み物として考えられていた。
伏線は沢山散りばめられていたので読んでいれば大体の真相は掴めそうですが…。


キーワード「パーティ」と突然出てきたときには、「薬」「乱交」を思い浮かべてしまいました。
「カラオケ」は無いでしょうと。


巻末の「解説」で始めて知りましたが、本書「レイクサイド」は「レイクサイド マーダーケース」として映画化されていたのでした。
映画の内容的には、ストーリーは駆け足であり原作のダイジェイスト的なような印象であるらしいが、原作との違いを見るのも映画の面白いところ、
まぁ原作に勝っているような作品には「@game.」以外出会ったことは無いが、作品に出会ったら見てみようと思う。

レイクサイド マーダーケース - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD6343/


全編がネットに掲載されててビックリ、「レイクサイド」、見辛いことこの上ないですが


レイクサイド (文春文庫)

レイクサイド (文春文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫



タグ:東野圭吾
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