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フェラーリ、チームオーダー発動 ドイツGP [F1]

最近、小林可夢偉がオーバーテイクしている場面しか記憶にないのだが、
今回のグランプリでは同じルーキーのペトロフ(ルノー)に鮮やかに抜かれた。
結果として、それがポイントを獲得できるかの瀬戸際だったのが面白いところだ。

フェラーリの露骨なチームオーダーはなんとかならないのだろうか。
無線でフェラーリチームは以下の形で言葉のやりとりをした。

アロンソ「(マッサの後ろを走ることは)ばかげている」
ロブ・スメドリー(マッサ担当エンジニア)「フェルナンドの方が君より速い。このメッセージの意味がわかったか?」

それを聞いたマッサは、バックストレートエンドのターン6を通過後、スローダウンしてアロンソに道を譲っている

国際映像でこの模様は流れたにも関わらず、
現在の裁定では罰金だけで成績に関してはお咎めなしだった。


このドイツGPでは終日速いフェラーリが居たのも事実だった。
シリーズ序盤より、Fダクトとブロウン・ディフューザーの開発を続けたきた結果がようやくドイツの地で覚醒した形だ。

現状レッドブルに次ぐ速さを手に入れたフェラーリ。
マクラーレンを含めた三つどもえの様相を呈している。

前戦までフェラーリのアロンソは98ptで、ランキングトップのルイス・ハミルトン(マクラーレン)の145ptの差まで47ptとあったが、
今回の優勝によって以下の表のとおり、34pt差まで縮めたことになる。
上位5人が34pt差の中、ハンガリーGPからアブダビGPまでの残り8戦。
フェラーリが力を付け、ますます目が離せないチャンピオンシップになってきた。

ドライバーズランキング(ドイツGP終了時)
1. ルイス・ハミルトン   157
2. ジェンソン・バトン   143
3. マーク・ウェバー    136
4. セバスチャン・ベッテル 136
5. フェルナンド・アロンソ 123
http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/season/1388.html?date=2010-07-25;template=standings


今回のレースピット作戦で得したドライバーが2人居た。
ピットインを伸ばすことによって成功者だ。
1人はウェバーを抜いたバトン、そしてチームメイトのシューマッハを抜いたロズベルグ。
ハードタイヤのおいしいところを使い切る作戦が功を奏した形だ。



■新興チームは?

さてさてロータス、HRT、ヴァージンと今季の新興チーム。
遅いなりに頑張っていると思いますが、
最近悪さが多い気がします。

ヨーロッパGPのウェバーとコバライネンの絡み、
ウェバー走るレッドブルとコバライネンのロータスがクラッシュした時点では、
一周3秒以上もペースが違うこともあり、レッドブルがコーナーの奥にクリッピングポイントがありその分ブレーキングも遅く掛けるのだが、
ロータスはあまりにもコーナー手前でブレーキングをしたため、大クラッシュに繋がってしまった。

Webber crash Valencia 2010
http://www.youtube.com/watch?v=2kNZzqqdhM0

今回のドイツGPでのデ・ラ・ロサと同じくコバライネンとの絡み。
デ・ラ・ロサがヘアピン(ターン6)でコバライネンのイン差した時に、
後方を確認していなかった周回遅れであるコバライネンがインを閉めた形になり、
フロントウイングを破損、ピットインをする羽目になった。

デ・ラ・ロサはこのレース、67周中51周まで1回目のピット作戦を引っ張ったのに、
このアクシデントは気の毒すぎた。

ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー/14位)

「ハードタイヤを履いていた僕にとって、序盤の数周はすごく難しかった。まるで氷の上を走っているみたいだったよ。実質的に僕のレースが始まったのは、タイヤの温度が上がってグリップが得られるようになってきた20周から25周あたりさ。それからはマシンが軽くなるにつれて毎周改善していった。だけどレース終盤は僕にとって残念なものになったね。遅らせたピットストップの後、フレッシュタイヤを履いてポジション争いをしようとしていたんだ。ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)をパスした後は、前にルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)と可夢偉がいた。だけど、レース全体を通じた周回遅れのマシンたちの動きは深刻な問題だと言わざるを得ない。最終的には、ルーベンスにドアを開けていた1台(ヘイキ・コバライネン/ロータス)が僕に対してすぐにドアを閉めてきたため、クラッシュしてしまったんだ」

ヘイキ・コバライネン(ロータス/リタイア)

「残念な終わり方だけど、他のマシンに道を譲らなきゃいけないときは、こういったことは起こり得る。あれは僕のミスだけど、ザウバー(ペドロ・デ・ラ・ロサ)が来てるのが見えなかったんだ。ウィリアムズには道を譲ったけどザウバーは見えなかったからドアを閉めたら、そこでレース終了さ。そこまではうまく走れていたから残念だよ」

過去にあった予選107%ルールを発動する時が来たのではないかと願うばかりだ。

今回の予選を例に取ると、ポールポジションのベッテルのタイムは「1:13.791」。
18番手のトゥルーリのタイム(Q1タイム)が「1:17.583」。
これは思ったほど遅くない…。


Pos Driver Team Q1 Q2 Q3 -------------------------------------------------------------------------- 1 Sebastian Vettel RBR-Renault 1:15.152 1:14.249 1:13.791 18 Jarno Trulli Lotus-Cosworth 1:17.583 19 Heikki Kovalainen Lotus-Cosworth 1:18.300 20 Timo Glock Virgin-Cosworth 1:18.343 21 Bruno Senna HRT-Cosworth 1:18.592 22 Vitantonio Liuzzi Force India-Mercedes 1:18.952 23 Sakon Yamamoto HRT-Cosworth 1:19.844 24 Lucas di Grassi Virgin-Cosworth No time

107%だと「1:18.956」
106%だと「1:18.218」
105%だと「1:17.481」

105%だとギリギリ全車の払い落としが可能。
トップドライバーはQ1でタイムを削ってこないのでQ1タイムは比較になりませんね。
タグ:F1
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