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抜けないハンガロリンク F1ハンガリーGP [F1]

先週末(8/1)に行われた第12戦ハンガリーGPが行われ、2番手スタートのマーク・ウェバー(レッドブル)が独走で今季4回目の優勝を果たしました。

F1のレコードラインが重要だと分かるのがまずはスタートなんですね、今回改めて思い知りました。

奇数列がレコードラインということもあり、2番手スタートのマーク・ウェバーは良いスタートを決めたかと思いきやオンボードカメラでは3番手のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にあっさりかわされた場面が物語っていました。

前戦ドイツGPから力をつけてきた、フェラーリを以てしてもレッドブルの速さにはついていけず1周1秒は遅れを取る状況だった。PPスタートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がファステストラップ叩き出しながらトップ快走、2位のアロンソを徐々に引き離す構図。

3位のウェバーと言えば…。このハンガロリンクというコースは私の中では退屈なレースと決め付けいるほど、スピード差があっても抜けないことで有名なんですよね。レッドブルのマシンでもフェラーリが抜けない。

そんな状況を打破したのが、リウッツィ(フォース・インディア)がパーツを落としたことでセーフティカー導入、これがこのレースのキーだったでしょう。

すぐさま、多くのマシンがピットイン。この状況で2つの事件が起きた。

一つはニコ・ロズベルグが駆るメルセデスGPのマシンの右リアタイヤが脱落、テレビでもタイヤが舞ってるシーンがありました。これでロズベルグはリタイア。ウィリアムズの

もう一つは、ピット作業を終えたロバート・クビサ(ルノー)が発進したつかの間、ルノーの前方にピットを位置するフォース・インディアのマシン(エイドリアン・スーティル)の横っ腹を付くような形で2台がマシンが絡みこちらも大きな事故に、クビサは「ロリポップがGoサイン出したからアクセルを開けた」と言ってるようにルノーチームによる不備が見受けられた。

全車ピット作業を済ませているのかと思いきや、ウェバーとルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)が入ってない!

ウェバーはレースを捨てた? と思ってましたが、ハードタイヤでスタートしたウェバー、ここからが凄かった。一人異次元の走りで後続を突き放し、ピット作業におけるロス分をコース上で作り2番手に上がったアロンソ以下に23秒差をつけた状態の43周目にピットイン、悠々と1位で舞い戻った。
この速さはソフトタイヤに交換してからも続き、ゴールチェッカーを受けたときには2位のアロンソに18秒差をつけ完勝のレースを見せつけた。

セーフティーカーが導入された場面でベッテルが10車身を前のマシンを空けたことで、ドライブスルーペナルティ。

ここからチェッカーまでの26周に渡ってアロンソvsベッテルがバトルが始まりました。
1周に付き0.7~0.8秒の速さを持つレッドブル・ベッテルに追いかけられながらもフェラーリ・アロンソは最後まで根を上げませんでした。
コース特性は抜かれなかった大きな要因となりましたが、かたや大きなバッシングを受けてしまったドライバー、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が居ました。

ウェバーと同じくピット作業を遅らせたバリチェロでしたが、遅らせた割には後続とのマージンが作れず雲行きが怪しい感じがしていた。
バリチェロがピットアウトすると11番手の復帰となった。ポイントまであと1つ。
そこからバリチェロが新品タイヤの性能で前を走る10番手のシューマッハに対して1周2秒も速く追いかけた。
しかしここは抜けないハンガロリンク、2秒差があっても抜けない。
ホームストレート以外で抜けるような場面はない、再三バリチェロはスリップを使ってオーバーテイクを試みるもムリ。
66周目、ついにホームストレートの中盤で並び掛け抜き去ろうとした所で、次戦10グリッド降格処分を受けたシューマッハの危険な幅寄せ行為が生まれた。
バリチェロはマシンをピットウォールすれすれまで追い込まれ、ダートにまで入ってのオーバーテイクだった。

次戦、第13戦ベルギーGPまで4週間も空いた夏休みにF1は入りました。
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