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KERS搭載車の決勝スタート [F1]

KERS(運動エネルギー回生システム)を搭載するルノー、フェラーリ、マクラーレン、クビサの計7台は決勝スタート時にどのくらいのアドバンテージがあるのかマレーシアGPの決勝グリッドとオープニングラップの順位変動を調べてみた。

▼搭載車
グリッド 決勝オープニングラップ
06    R  ロバート・クビサ(BMWザウバー)
07   ↑06  キミ・ライコネン(フェラーリ)
09   ↑04  フェルナンド・アロンソ(ルノー)
12   ↑10  ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
14    R  ヘイキ・コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
16   ↑12  フェリペ・マッサ(フェラーリ)
17   ↑13  ネルソン・ピケJr.(ルノー)

▼非搭載車
グリッド 決勝オープニングラップ
01   ↓03  ジェンソン・バトン(ブラウン・メルセデス)
02   ―02  ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
03   ↓08  ティモ・グロック(トヨタ)
04   ↑01  ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ・トヨタ)
05   ↓07  マーク・ウェーバー(RBRルノー)
08   ↑05  ルーベンス・バリチェロ(ブラウン・メルセデス)
10   ↑09  ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)
11   ↓14  中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
13   ↑11  セバスチャン・ベッテル(RBRルノー)
15   ↑14  セバスチャン・ブルデー(STRフェラーリ)
18   ↑15  ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア・メルセデス)
19   ↑16  エイドリアン・スーティル(フォース・インディア・メルセデス)
20   ↑17  セバスチャン・ブエミ(STRフェラーリ)

9番グリッドスタートのアロンソ(ルノー)は1コーナーまでに3番手までジャンプアップしているところを見ると、KERSの恩恵を受けているドライバーになるだろう。
同じルノーのピケJr.も後方グリッドスタートであるが4グリッドのジャンプアップに成功している。

このKERSは+80馬力を得られるメリットの他に重量50kg相当を背負うデメリットもある。
F1はドライバーを含めた最低重量が605kgと決められている。
通常バラストという錘(おもり)を605kgに定められた重量までマシンに散らばらせて使い、マシンの重心を個々に置けたがKERSは大きな重り、それでも1周0.2から0.3秒ほど向上するメリットも捨て切れない。

F1-Live.comの記事では
・1周につき60kW(約80馬力)のパワーを6.5秒ほど使うことで、ラップタイムは0.2から0.3秒ほど向上する
・マシン重量が10kg増えるとラップタイムは0.35秒ほど遅くなる
・0.2から0.3秒のアドバンテージは、理想的なバランスでKERSを搭載することによって得られるものであり、 KERS搭載位置によってはそのアドバンテージを減らすことになってしまう。それらの影響をよく考慮しなければ、KERSが発生するパワーが無駄になってしまうというわけだ。

■リンク

F1 : ルノーのKERS解説 - RENAULT - F1-Live.com
http://jp.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/090412034921.shtml

フェラーリ『KRES』、水にも弱かった- Fモータースポーツ:F1:トップ
http://www.fmotor.net/f1/news/2009/090409_03.htm


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タグ:F1
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