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2012年第8戦 ヨーロッパGP [F1]

フェルナンド・アロンソが母国の地で優勝をやってのけた。本当に強いドライバーだ。

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予選グリッドは1位にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、2位にルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3位にパストル・マルドナド(ウィリアムズ)だった。

スタートからベッテルが後続とのギャップをどんどん広げ10秒もの差をつけた圧巻の走りだった。偶数グリッド側が不利とされるこのバレンシア市街地コースは、6番手スタートのニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が大きく順位を落とした。

各車第二スティントに入ってから後続で接触がありセーフティーカーが導入された。ベッテルは1回目のピットストップを17周まで引っ張って盤石の体制。

11番手スタートのアロンソはオープニングラップで8位まで上げ、12周目にようやく前を走っていたニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)をパスし着実に前を伺っていた。ピットインを遅らせ3位になったアロンソは、ようやく16周目にソフトからソフトへタイヤをチェンジ。キミ・ライコネン(ロータス)の前9番手でコースに復帰した。


アロンソはコース上で1ストップ作戦の4位走行のポール・ディ・レスタ(フォースインディア)を抜くなど、前を更に伺う。

28周目、後方のジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)がヘイキ・コバライネンを抜く際に右リアを当てパンク、コースにパーツを撒き散らせて走行。コバライネンもパンク。これで29周目にセーフティーカーが導入、ベッテル以降のほぼ全車がピットイン。翌週にベッテルが悠々とピットインを終えた。

33周目にセーフティーカー解除、1位ベッテル、2位ライコネン、3位アロンソ。
ホームストレート後の右コーナーでアロンソがライコネンを強襲、2位にアップ。

34周目にトップのベッテルスローダウン。なんと11番手スタートのアロンソがトップ走行に。
その後はアロンソ、グロージャンのマッチレース。1秒以内でのバトルが続く。
アロンソがファステストラップで逃げ、それを追うグロージャン。

しかし39周目には0.694秒差だった2位グロージャンだったが、40周目にガクンと落ち、1.465秒差にその後グロージャンのマシンがスローダウン。周りがアロンソをお膳立てしている。

55周目、1位アロンソ、2位ハミルトン、3位ライコネン、4位マルドナード。
タイヤのライフが終わってきたハミルトンをライコネンがパス。

56周目にはマルドナードがハミルトンに襲いかかる。マルドナードがコースのカラーのラインを越え、次にコースに戻る時に右前タイヤをハミルトンのサイドポンツーンに当てる形でハンドルを切りハミルトンの左リアタイヤが乗り越える形になりそのままコンクリートウォールに激突そのままリタイアとなった。とても痛いリタイアだ。

マルドナードはフロントウィングが脱落と手負いのマシンでチェッカーをくぐった。10位で終わった。抜けないコースと言えどストレートで抜けるようなスピード差があっただけに何故にあそこで行くのかマルドナードよ。この後ポイント剥奪か、次戦グリッド降格のペナルティは免れない。

手負いのマルドナードの後ろ走っていたミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がパスし3位に。

トップのアロンソはこのままチェッカー。母国スペインの地で今季2勝。ポイントランキングでも111ポイントでトップに立った。コース上でマシンを止めスペインの観衆と喜びを分かち合った。
2位にライコネン、3位に久々の表彰台に帰ってきたシューマッハ。

可夢偉は途中リタイア。しかもフェリペ・マッサとの接触で次戦グリッド降格となった。

ベッテルは油圧トラブル。ハミルトンは当てられて悔しいリタイア。そのハミルトンをやってつけた10位フィニッシュのマルドナード。昨日の予選の1・2・3が全員表彰台から消えた。
レースを沸かしてくれたグロージャンは燃圧のトラブルで去った。


次戦は第9戦イギリスGP、シルバーストン・サーキットで行われる。7月8日が決勝日だ。


■リンク

2012 FORMULA 1 GRAND PRIX OF EUROPE - The Official F1 Website
http://www.formula1.com/results/season/2012/871/

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タグ:F1
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