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東野圭吾「私が彼を殺した」 [読書]

東野圭吾著「どちらかが彼女を殺した」に続くリドル・ストーリー、「私が彼を殺した」。

「どちらかが-」は目ぼしい犯人は、2人だったが、
今回読んでいる「私が-」は3人に増えた。


私が彼を殺した (講談社文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫



物語の中盤あたりで3人の殺人方法は分かっているのだが、
果たして誰がホントに殺人を犯したのが、分からない。

こんな展開、小説では初めてだ。
終盤に来ても、誰がやったのかわからない。

少しおかしなところも感じている。
時系列に関することだ。
作者はTPOじゃないがその内の、Time(時間)の表記を意図的に変えた節がある。
それまでは、日付の表記を「17日」「18日」としていたのに、
突然「金曜日」「土曜日」など、日付→曜日に変化しているの。

その「金曜日」とは、何処から出てきたのか、それは「17日」を指しているのか?
さっぱり分からなくなりました。

不意に出てきたもので少々釈然としない表記の変更。
これが何を意味するのか分からないが、時系列で追っている時に…混乱してきた。


3人が犯行後思うこと、

「ついにやったぞ」

発する言葉は違えど、最終的な思惑は3人とも一致する。

一人は、脅迫の上に殺人を実行。しかし実際は快く思っていなかった。
一人は、遊ばれた過去を憎み、女流作家を潰しかねない行動の上での殺人実行。
一人は、女を取られ過去のもろもろの恨みの上で殺人実行。

一人一人境遇は違うがその恨みは尋常じゃない


この本も加賀恭一郎シリーズのようで、
行動および言動が、「刑事コロンボ」「古畑任三郎」その人である。
読んでいてもイラっとくる、その話術。そして行動。


私が彼を殺した - Google 検索
http://www.google.com/search?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E7%A7%81%E3%81%8C%E5%BD%BC%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%9F&num=50


タグ:東野圭吾
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